自動車保険を選ぶときに「事故現場急行サービス=「事故現場駆けつけサービス」「現場サポートサービス」」が付いているかどうかは大きなポイントです。
事故直後の不安な状況で、セコムやアルソックが現場に駆けつけてサポートしてくれるのは大きな安心材料。
この記事では、このサービスが付いているダイレクト型自動車保険5社を比較し、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
この記事は「車の維持費と節約術ガイド|40代から始める賢いカーライフ管理術」の一部です。
まずは全体像を確認したい方はこちらからどうぞ。
→ 車の維持費と節約術ガイド|40代から始める賢いカーライフ管理術
事故現場急行サービス付き自動車保険とは?
「事故現場急行サービス」とは、事故の際「セコム」や「アルソック」が現場に来て救急や警察への連絡、レッカーの手配や現場写真撮影など色々なサポートをしてくれるサービスです。
事故にあったとき、気が動転するし、自分一人だと心細いですよね。
相手が複数いると、過失割合関係なく一方的に攻め立てられるという事態も。
そんなときに頼りになるサービスです。
事故現場急行サービスがあるダイレクト型保険5社
事故現場急行サービスが自動付帯しているのは「ソニー損保」「東京海上ダイレクト(イーデザイン損保)」「楽天保険」「SOMPOダイレクト」「セコム損保」です。
これら5社は全てダイレクト型保険で追加料金は発生しません。
(※損保ジャパンの「つながるドラレコDriving!」など代理店型自動車保険でも一部取扱あり)
自分が事故にあうことだけでなく家族が運転中に事故にあうことを考えると、「事故現場急行サービス」は是非つけておきたいサービスで、私自身の優先度かなり高めです。
ダイレクト型保険が向いているのはこんな人
・費用を少しでも安くしたい
・インターネットや電話だけのやりとりで問題ない(※仕事などの都合で平日の対応ができない)
・「事故現場急行サービス」をつけたい
ソニー損保の特徴
・ダイレクト型売り上げトップで評価も高い
・安全運転でキャッシュバックプランなら、最大で自動車保険料の30%が戻ってくる
← 専用デバイスの「緊急ボタン」も使えそう
・柔軟な補償設計が可能。車両保険にも「一般型/エコノミー型」などがあり、補償幅を選べる。
・他のダイレクト型保険より保険料が高め
東京海上ダイレクト(イーデザイン損保)の特徴
・安心の東京海上グループ品質(3メガ損保)
・弁護士特約自動付帯、ロードサービスも自動付帯(プランにより外せる)
・「搭乗者傷害の設定がない」など良くも悪くも補償がシンプル
楽天保険の特徴
・楽天ポイントが貯まる&使える(楽天利用者にはメリット大)
・新規申し込みで25%OFF、ダイヤモンド会員なら最大30%OFF(継続でも25%OFF)
・楽天カードを使わなければ年払いのみ(楽天カード利用時のみ分割払い可)
SOMPOダイレクトの特徴
・SOMPOグループ品質(3メガ損保)
・40代以上の契約者で保険料が相対的に安くなる傾向あり
・保険料が高いほど割引額が増加
・申込サイトの作りが非常にわかりやすい
セコム損保の特徴
・どれだけ走っても保険料が変わらず、長距離ドライブの方にメリット大
・新規・継続どちらも割引が少ない(逆に言えば継続でも損する感じが少ない)
・使っている人が少なくて口コミ含めて情報が少ない(少ないながら評価は低め)
・ロードサービスが電話のみで、GPSでの場所特定ができない
事故現場駆けつけサービス比較(5社)

| 保険会社 | サービス名称 | 提携先 | 主なサービス内容 | 対応時間 | 費用 | 制限・注意点 |
| ソニー損保 | セコム事故現場かけつけサービス | セコム | 現場急行、状況確認、写真撮影、警察・救急車・レッカー手配、相手方ヒアリング、二次事故防止 | 24時間365日 | 無料(全契約対象) | 一部地域・状況で対応不可、示談交渉は不可 |
| イーデザイン損保 | セコム事故現場急行サービス | セコム | 現場急行、状況確認、写真撮影、相手方ヒアリング、警察・救急車・レッカー手配 | 24時間365日 | 無料(全契約対象) | 地域・状況により一部サービス不可、示談交渉は不可 |
| 楽天損保 | あんしん事故現場かけつけサービス | ALSOK | 現場急行、安全確保、状況確認、写真撮影、聞き取り、ロードアシスト出動要請代行 | 24時間365日 | 無料(ASAP契約対象) | 事故によるロードアシスト代行は対象外、エリア制限あり |
| SOMPOダイレクト | ALSOK事故現場安心サポート | ALSOK | 現場急行、安全確保、状況確認、相手方対応サポート、救急車手配 | 24時間365日 | 無料(全契約対象) | 高速道路・離島・山間部等は対応不可、ロードアシストは別特約 |
| セコム損保(安心マイカー保険) | セコム現場急行サービス | セコム | 現場急行、状況確認、写真撮影、相手方対応、救急車・レッカー・タクシー手配 | 24時間365日 | 無料(全契約対象) | 山間部・離島・高速道路は不可、現場滞在は短時間、示談交渉不可 |
ロードサービスだと各社の特徴がありますが、事故現場駆けつけサービスの違いは「セコム」or「アルソック」という程度。
サービス内容などについては基本的に同じと考えて良さそうです。
5社の保険料比較(シエンタの事例)
次に5つの保険について、できるだけ同じ条件にして見積を出してみました。
見積条件(車両保険(一般型)あり)
車:トヨタシエンタ ハイブリッドZ
年齢:35歳以上(上限いっぱい)
使用目的:日常・レジャー
免許証の色:ゴールド
年間走行距離:6000~6999km
家族限定特約:本人・配偶者
人身傷害(車内のみ):5000万円
搭乗者傷害:なし
対物超過特約:あり
弁護士費用特約:あり
事故時レンタカー費用特約:なし
一括見積の後、細かい特約などの修正を加えて、ほぼ同じ条件になるようにした結果がこちら↓
(1年目割引有の金額にしています。)
| 会社・保険名称 | 一時払保険料 | 12回払 | 備考 |
| ソニー損保 | 39,100円 | 41,040円(3,420円/回) | インターネット割引 1年目:12,000円 2年目:8,000円 3年目以降:4,000円 |
| ※キャッシュバックプラン | 45,710円 | 48,000円(4,000円/回) | 運転スコアに応じてキャッシュバック有 90点以上:33,040円~59点以下:45,710円 |
| 東京海上ダイレクト | 29,257円 | 31,212円(2,601円/回) | インターネット割引 1年目:10,000円 2年目以降:2,500円 |
| 楽天損保 | 33,320円 | 36,038円(3,003円/回) | 新規も継続も割引率25% |
| SOMPOダイレクト | 34,670円 | 38,040円(3,170円/回) | インターネット割引 1年目:最大20,000円 2年目以降:最大10,000円 |
| セコム損保 | 33,480円 | 35,400円(2,950円/回) | インターネット割引 1年目:3,500円 2年目以降:2,000円 |
私の条件では「東京海上ダイレクト」の安さが目を引きます。40代以上が安いと言われている「セゾン損保」は意外に高い(特に分割払いの場合)
→ 結局は見積してみないとわからない(無料の自動車保険一括見積もりサービスはこちら)

保険料の気になるポイント
・継続すると保険料が一気に上がります(毎年変更すれば大きな節約に!)
→「楽天損保」「セコム損保」は新規・継続で大差なし
・「楽天損保」「SOMPOダイレクト」は一時払と12回払の金額差が大きい
・「SOMPOダイレクト」の割引は最大額なので注意
参考:SOMPOダイレクトの割引額(新規)
・「楽天損保」は楽天カード利用時のみ分割払い可(なければ一時払い)
どの自動車保険を選ぶべき?おすすめの基準
一般的には「ソニー損保」「SOMPOダイレクト」「イーデザイン損保」の評価が高いと言われています。
ただ色々なサイトなどで口コミをみると、どの保険でも低評価をつけている人が相当数いることがわかりました。
今回保険を調べるにあたって各社に電話問合せも行いましたが、良い保険だから必ずしも対応が良いということはなく、結局は担当者次第だと再認識しました。
そして、事故の際に自分に合う担当者に出会えるかどうかは運しだい
であれば、口コミや評判は参考程度として、客観的なところで判断するのが正解です。
まとめ|事故現場急行サービス付き自動車保険を選ぶなら?
「事故現場急行サービス」は、セコムやアルソックが事故直後に現場へ駆けつけてくれる心強いサービスです。
一人で対応しなければならない不安を大きく軽減してくれるので、特に 家族で車を使う方・運転に不慣れな方・仕事や生活で事故リスクに備えたい方 にはおすすめのポイントといえます。
今回比較した5社はどれもダイレクト型で追加料金なし。
サービス内容はほぼ共通しているため、最終的には「保険料の安さ」「割引の有無」「自分に合う補償設計」が決め手 になります。
- 安さ重視なら → 東京海上ダイレクト(イーデザイン損保)
- サービスバランス重視なら → ソニー損保・SOMPOダイレクト
- 楽天ユーザーなら → 楽天損保
- 長距離ドライブが多い人なら → セコム損保
どの会社でも「口コミや評判」は分かれるため、最も重要なのは 実際に自分の条件で見積を取って比較すること です。
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