「事故現場急行サービス」とは、事故の際「セコム」や「アルソック」が現場に来て救急や警察への連絡、レッカーの手配や現場写真撮影など色々なサポートをしてくれるサービスです。
事故にあったとき、気が動転するし、自分一人だと心細いですよね。
相手が複数いると、過失割合関係なく一方的に攻め立てられるという事態も。
そんなときに頼りになるサービスです。
「事故現場急行サービス」が付帯している自動車保険は4つ
R6.10現在で「事故現場急行サービス」(名称は保険会社によって異なります)が付帯しているのは「ソニー損保」「イーデザイン損保」「SOMPOダイレクト」「セコム損保」で取り扱っているダイレクト型自動車保険です。(※損保ジャパンの「つながるドラレコDriving!」は特殊なので外しています。)
ちなみに「ソニー損保」「イーデザイン損保」「セコム損保」がセコム、「SOMPOダイレクト」がアルソックとなっています。
いずれも自動付帯で追加料金は発生しません。
自分が事故にあうことだけでなく家族が運転中に事故にあうことを考えると、「事故現場急行サービス」は是非つけておきたいサービスで、私自身の優先度かなり高めです。
ダイレクト型自動車保険によっぽどの抵抗がなければ選ぶ価値ありです。
ダイレクト型保険が向いているのはこんな人
・「事故現場急行サービス」をつけたい
・インターネットや電話だけのやりとりで問題ない
・費用を少しでも安くしたい
現場急行(駆けつけ)サービスがある4社で自動車保険の見積比較
次に4つの保険について、できるだけ同じ条件にして 無料の自動車保険一括見積もりサービスを使って 見積を出してみました。
一つ一つサイト開いて入力しても良いですが、入力する内容は各保険会社のサイトから入っても大体同じです。
手間を考えると無料の自動車保険一括見積もりサービスが便利です。(使うときは躊躇しましたが、スパムメールが送られてくることもなく優良サービスだと思います。)
追記:更新時期が近づくと保険会社からメールが来るようになりました。不要なら即登録解除で。
見積条件(車両保険あり)
車:トヨタシエンタ ハイブリッドZ
年齢:35歳以上(上限いっぱい)
使用目的:日常・レジャー
免許証の色:ゴールド
年間走行距離:6000~6999km
家族限定特約:本人・配偶者
人身傷害:5000万円
搭乗者傷害:1000万円
対物超過特約:あり
弁護士費用特約:あり
事故時レンタカー費用特約:あり
一括見積の後、細かい特約などの修正を加えて、ほぼ同じ条件になるようにした結果がこちら↓
会社・保険名称 | 一時払保険料 | 12回払い |
---|---|---|
ソニー損保 | 43,880円 | 46,080円(3,840円/回) |
イーデザイン損保 &e(アンディー) | 31,785円 | 33,864円(2,822円/回) |
SOMPOダイレクト おとなの自動車保険 | 39,940円 | 44,280円(3,690円/回) |
セコム損保 セコム安心マイカー保険 | 37,890円 | 39,960円(3,330円/回) |
あくまでも限られた条件での見積ですが、今回の金額だけ見ると「イーデザイン損保」が目を引きます。
SOMPOダイレクトは他に比べて分割手数料が高いのか、12回払いだと1割程度も高くなるようです。
【ダイレクト型4社の自動車保険比較】メリット・デメリットは何?
一般的には「ソニー損保」と「SOMPOダイレクト おとなの自動車保険」の評価が高いとされています。
ただ色々なサイトなどで口コミをみると、どの保険でも低評価をつけている人が相当数いることがわかりました。
今回保険を調べるにあたって各社に電話問合せも行いましたが、良い保険だから必ずしも対応が良いということはなく、結局は担当者次第だと再認識しました。
口コミや評判は参考程度として、客観的なところで判断するのが無難に思います。
ソニー損保…価格は高いけどダイレクト型売り上げトップで何となく安心
12回払保険料:46,080円(3,840円/月)
事故現場駆けつけ:セコム
メリット
・走行距離区分が多く、年間走行距離が少ない人は価格が抑えられる
・「緊急時サポート」アプリで事故やトラブル発生時に簡単連絡+GPSで位置情報取得
※アプリの評価が低すぎて使い物になるか疑問
デメリット
・他と比べると全般的に価格が高めと言われている(今回の見積でも一番高い)
・継続すると割引額が大きく減少する(割引額:1年目12,000円、2年目8,000円、3年目以降4,000円)
・無過失事故特約が無い(2025年1月1日以降は自動付帯)
イーデザイン損保「&e(アンディー)」…IOTセンサーで頑張って差別化
12回払保険料:33,864円(2,822円/回)
事故現場駆けつけ:セコム
メリット
・自動運転中の事故にも対応した無過失特約あり
・他にはない安心センサーで事故状況の記録や1タップで事故連絡が可能
※アプリの評価が低すぎて使い物になるか疑問
デメリット
・継続すると割引額が大きく減少する(割引額:1年目10,000円、2年目以降2,500円)
・搭乗者傷害の設定がない(入通院時の補償については&eの「人身傷害保険」で支払い)
安心センサーについて気になる方は以下を見てください。
セコム損保「セコム安心マイカー保険」…他社の自動車保険にもセコムは駆けつけます
12回払保険料 39,960円(3,330円/回)
事故現場駆けつけ:セコム(←当然)
メリット
・ダイレクト型保険だけでなく代理店型保険も扱っていて、実店舗が近くにある安心がある
・走行距離の区分がないため、長距離走行する人にとっては魅力的
・自動運転中の事故にも対応した無過失特約あり
デメリット
・使っている人が少なくて口コミ含めて情報が少ない
・ロードサービスが電話のみで、GPSでの場所特定ができない
SOMPOダイレクト「おとなの自動車保険」…香川照之のイメージ強すぎ。
12回払保険料:44,280円(3,690円/月)
事故現場駆けつけ:アルソック
メリット
・年齢が1歳刻みで設定でき、特に40~50代は保険料が安い
・継続の場合も割引額が大きい(割引額:1年目12,000円、2年目以降10,000円)
デメリット
・20代は保険料がかなり高いので注意
・無過失事故特約はあるが自動運転は対象外
事故現場急行(駆けつけ)サービス付き自動車保険まとめ
どの保険会社も基本的な保障内容は同じで、違いは+αの部分になります。
車の自動運転機能を使う人はイーデザイン損保かセコム。
事故やロードサービスの際、場所を伝える自信がない人は人はソニー損保かイーデザイン損保。
あとは年齢や走行距離などで金額が大きく変わってきます。
価格はソニー損保が高いと言われていますが、条件によって見積額は様々なので、まずは見積もりを取ってください。
無料の自動車保険一括見積もりサービスが便利ですが、気になる保険会社の見積を一つずつ取っても良いと思いますが、これは必要な手間なので頑張りましょう。
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