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古い車に乗り続けるか買い替えるか|維持費と節約視点での判断基準

「古い車をまだ乗り続けるべきか、それとも買い替えるべきか…」これは多くのドライバーが悩むテーマです。

特に家計を意識する40代以降では、車の維持費と買い替え費用のバランスが大きな判断材料となります。

この記事では、ファイナンシャルプランナー(FP)視点で、損をしない車の選び方を解説します。

※関連記事:車の維持費と節約術ガイド|40代から始める賢いカーライフ管理術


古い車を乗り続けるメリット・デメリット

まずは「古い車をそのまま乗る」ことのメリットとデメリットを整理します。感覚で判断するのではなく、数字やライフスタイルを踏まえて比較することが大切です。

メリット

  • 車の購入費用が不要なので、大きな出費を抑えられる
  • 車検を継続できる
  • 愛着のある車に長く乗れる

デメリット

  • 故障リスクが高まり、修理代がかさむ可能性がある
  • 燃費性能が悪く、ガソリン代が増える
  • 自動車税や重量税が「古い車ほど高くなる」仕組みになっている

つまり、「今の車を使い続ける=短期的には安いけれど、長期的にはコスト増につながる可能性がある」という点を理解しておきましょう。

また、個人的には付けなくて良いと思っていますが、古くなるほど車両保険の補償金額が下がって、いざというときに十分な補償を受けることができません。


維持費(燃費・税金・修理費)の増加をどう考えるか

古い車では以下の3つのコストが特に増えていきます。

  • 燃費:古い車は燃費性能が劣るため、月に数千円〜1万円以上差がつくこともある
  • 税金:13年を超えると自動車税が約15%増額される
  • 修理費:故障や車検での部品交換費用が重くのしかかる

例えば、10年以上乗った車の修理費が年間20万円近くかかるケースもあります。

その一方で、新しい車に買い替えれば修理費は抑えられる代わりにローンや購入費用が発生します。

維持費の増加が「買い替え費用を上回る」と感じたら、乗り換えを検討するタイミングです。

ちなみに、以前は新車登録して10年以上たつと毎年車検が必要でしたが、現在はずっと2年に一度の車検で大丈夫です。(初回車検のみ3年)


新車・中古車に買い替える場合のコスト比較

買い替え時に多くの人が悩むのが「新車か中古車か」です。コスト面での違いを整理すると次の通りです。

新車の特徴

  • 最新の安全装備・燃費性能を搭載
  • 購入費用が高いが、保証期間が長い
  • 修理費がしばらく抑えられる

中古車の特徴

  • 購入価格が安く、初期費用を抑えやすい
  • 数年落ちでも十分使える車が多い
  • ただし修理リスクや保証期間が短いこともある

例えば、コンパクトカーで人気のヤリスZグレード(ガソリン車 1.5L・CVT・2WD)は新車で220万超ですが、中古なら150万で状態の良い車が出てきます。また旧モデルの車がある車なら半額以下で購入できるものもあります。

FP視点では、予算に余裕があるなら新車、コストを優先するなら信頼できる中古車がおすすめです。

ただしどちらを選ぶにしても、今の車の査定額を把握することが大前提です。査定額次第で次の車に充てられる予算が大きく変わります。

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10年以上乗る?それとも買い替え?判断の目安

車を「10年以上乗るべきか」「早めに買い替えるべきか」を判断する際の目安は以下の通りです。

・車検で20万円以上の修理見積もりが出たとき
・走行距離が10万kmを超えており、故障リスクが高い
・税金の加算対象(13年以上)になったとき
・安全性能(自動ブレーキやエアバッグ数)が不足して不安を感じるとき
・ライフスタイルが変わり、車のサイズや用途が合わなくなった

「維持費+安全性+ライフスタイルへの適合度」の3つを軸に考えるのが最も現実的です。

まだ乗れる」ではなく「乗り続けることで損していないか」を意識することが大切です。


FP視点で見る「損しない車の乗り方」

ファイナンシャルプランナーとして重要だと考えるのは、車は「資産」ではなく「消費財」であるという視点です。

つまり、車を所有すること自体がコストであり、どこでお金をかけ、どこで節約するかを明確にする必要があります。

具体的な損しない方法は以下の通りです。

・査定額が下がり切る前に買い替える
・車の利用頻度に合ったサイズ・燃費性能を選ぶ
・一括購入よりも、金利の低い銀行マイカーローンを活用する(私は残価設定型ローン否定派です)
・家計の固定費を圧迫しない価格帯で車を選ぶ
売却時は「ディーラー下取り」より「買取専門業者」や「一括査定サービス」を使う

こうした工夫をするだけで、10年間で数十万円〜100万円以上の差がつくこともあります。

そしてこれらの工夫を意味のあるものにするには先回りして準備することが重要です。

車が壊れてから動き出したのでは遅い!

新車は納車までに何か月もかかります。中古車もすぐに目当てものは見つかりません。

生活に車が必要なら、その間もアシが必要ですよね。

レンタカーなど使ってしまうとせっかくの節約が無駄になります。

その分、次の車に充てた方が良いですよね。

そうならば勿体ないと感じる人がいるかもしれませんが、私は壊れる前に買い替えることをおすすめします。

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まとめ:家計とライフスタイルに合った選択がベスト

古い車に乗り続けるか、新しい車に買い替えるか。どちらが得かは「今の維持費」と「次に必要な車の条件」で決まります。

大切なのは家計全体のバランスを考え、無理なく続けられる選択をすることです。

そのためには、まず現状を数値化することが第一歩です。

「まだ乗れるから」と先延ばしにするより、今の査定額を知ってから判断する方が結果的に損を防げます。

どの選択をするにしても「壊れる前から準備を進めておくこと」が大事です。

車は便利な相棒であると同時に、家計への大きな支出でもあります。

ぜひ今回の基準を参考に、ご自身にとって最も損をしない選択をしてください。

※関連記事:車の維持費と節約術ガイド|40代から始める賢いカーライフ管理術




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