はじめに:車は「買った後」が本番
車の購入費は一度きりですが、維持費は継続的にかかるコストです。とくに40代以降は、家計や将来の資金計画を考えるうえでも車の維持費の見直しが大切。
このページでは、車を手放さずに月数千円〜数万円節約できる方法を中心に、以下の内容をわかりやすく解説します。
この記事でわかること
- 車の維持費の内訳と平均額
- 節約すべき費用とそうでない費用
- 家計に優しい維持費削減アイデア
- 節約に役立つおすすめアイテム・サービス(アフィリエイト可)
車の維持費とは?年間でかかる主な費用一覧(普通車)
| 費用項目 | 年間目安 | 節約可能? |
| 自動車税 | 約30,000円~ | ×(固定) |
| 自動車(任意)保険 | 約30,000円〜 | ○ |
| 車検代(法定費用含む) | 約90,000円〜 | △ |
| メンテナンス費用 (オイル・タイヤなど) | 約20,000円〜 | ○ |
| ガソリン代 | 約100,000円〜(個人差大) | ○ |
FPの視点:節約のポイントは「見直せる費用」と「固定費」の見極めです。無理に我慢するのではなく、工夫で減らせる支出に注目しましょう。
自動車保険の見直し:意外と知られていない節約の王道
自動車保険は真っ先に見直すべき項目です。
特に契約を一度も見直していない人は、補償を落とさずに保険料を大きく下げられる可能性があります。
✅ 【節約テク】
- ネット型保険に乗り換えるだけで2〜3万円安くなる例も
→ 安いと言われている共済保険と比較しても大幅に安く、保障充実していることが多い。 - 車両保険をつけるか見直す(年式によっては不要)
→ 購入後5年も経つと設定可能額は50%程度になりますが、月々の保険金額はそれほど下がりません。コスパを考えて5年目程度で外すことを検討すべき。 - 年間走行距離・年齢など、条件の見直しも忘れずに
→ 「別居の未婚の子供」は運転者年齢条件に関係なく補償されます。ここのところ、結構勘違いしている人がいます。
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👉 私も一括見積サービスを使って、保険額を半額以下にしました。
ガソリン代の節約術:小さな積み重ねが大きな差に
ガソリン代は毎月の出費。以下の工夫で大幅に節約できます。
- 燃費のいい運転を心がける(ふんわりアクセル・急加速を避ける)
→国交省の「燃料消費率向上のための『エコドライブ10のおすすめ』について」によると、10回の急発進で約170cc 、10回の急加速で約110cc の燃料を浪費 - 会員カードやアプリでリッター数円安くなるスタンドを利用
→抵抗感がなければセルフスタンドを選びましょう(フルサービスより時間短縮にもなる) - タイヤの空気圧を定期的にチェック(燃費改善に効果)
メンテナンス費用を抑えるコツ
- エンジンオイルやバッテリーは持ち込み交換で節約
- Amazonや楽天でカー用品を事前に購入し、工賃だけ支払う
- 車検タイミングで交換を勧められた場合はネット価格と必ず比較する
オートバックスやイエローハットなどのカー用品店では持ち込み商品の取付交換作業を行ってくれるところがあります。
試しに近隣のオートバックス×2店、イエローハット×1店へ持込バッテリー交換可能か確認したところ、いずれもOKでした。
取付工賃は店舗によってまちまちですが、通常工賃の倍額が目安です。倍額の工賃を支払ったとしても、それ以上にネットと店舗の価格差があることが多いです。
あと車検のタイミングで交換しようと思っている人(車検時に勧められることも多い)は、複数の見積を取ることと、持込交換についても確認することをおすすめします。
車検・整備代も見直せる
- ディーラー車検→民間整備工場や車検専門チェーンで数万円安く
- 複数社で見積もる「車検比較サービス」も便利
ディーラー車検は高めの金額設定。
新車を買ったばかりのころはディーラー車検にしたい気持ちもわかりますが、冷静に価格差を見て検討しましょう。5年目、7年目とメンテナンス箇所が増えるにつれて、価格差も大きくなってきますよ。
よくある質問(FAQ)
Q:古い車に乗り続ける方が得?
→ 年間修理費や燃費を比較し、「総コスト」が低ければOK。税金が割高になる「13年超」の車は要注意。
基本的に中古車の価格は年々下がってきますが、需要によって価格は変動します。なので、少しでも良い価格で売却したいなら定期的に査定して準備しておくべきです。
一括査定なら売りたたかれることがないので、現状を冷静に判断できます。MOTAは電話ラッシュがないのでおすすめです。
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10年以上は乗るつもりで購入したクロスビー(未使用車で149万で購入)でしたが、7年目の車検を前に何となく売却査定したところ想像をはるかに超える135万円の査定額。絶好のタイミングと考え、急遽売却することにしました。
Q:車を手放すとどのくらい浮く?
→ 年間30〜50万円の維持費がなくなる可能性も。セカンドカーや使用頻度が低いなら検討の余地あり。
まとめ:FPが伝えたい、維持費節約の本質
車の維持費は「小さな無駄の積み重ね」。
でも、見直せば家計にゆとりが生まれ、カーライフがもっと快適になります。
車は人によってステータスだったり趣味だったり、無駄と考える部分は人によって様々だと思います。
妥協できるものを一つでも見つけて、継続的にかかるコスト節約しましょう。少額でも継続コスト削減できれば大きいです!
まずは、次のステップへ進んでみてください👇
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