ついに日本でも発売決定したジムニー(5ドア)ノマド。
待ってました!納期も心配なのですぐに買いたい!
見た目は最高!で、自分一人の趣味としての車なら即買いもアリだと思いますが、夫婦で運転したり、家族を乗せる場合には心配なポイントがいくつかあります。
まだ発売されていませんが、事前にわかる情報から気になる点を確認します。
納期が長すぎる問題
2025年1月30日から予約受付が開始になりましたが、当初の想定をはるかに超える約5万台の受注があり、発表から1週間も経たないうちに新規受注停止となりました。
目標販売台数は月間1200台なので、現時点で3.5年後まで予約で埋まってしまっていることになります。
3年以上先ともなればライフスタイル変わっているかもしれませんよね。ちょっと長すぎ。
最小回転半径が大きすぎる問題
スズキHP
ジムニーシエラに比べて0.8m最小回転半径が大きくなっています。
同サイズSUVのトヨタライズが5.0m、ホンダWR-Vが5.2mです。
5.7mとなるとミニバンのセレナと同じなので、ジムニーノマドの車体サイズを考えるといかに大きいか分かると思います。
最小回転半径は取り回しに直結するので、狭い道を走ることが多かったり、駐車が苦手な人は切り返す回数が増えるので大変です。
全方位モニターがない問題
ハスラーなど多くの車で選択できる全方位モニター。
一度この便利さを知ってしまうと、これ無しには駐車できない人も多いのではないでしょうか。
ジムニーだからこそ、狭い場所での駐車や、周辺状況を確認する必要もあると思うので、是非とも選択できるようにしてほしかった。
妻はこれが無いと駐車できないし、「最小回転半径が大きすぎる問題」と合わさって、かなりマイナスポイント。
サイズアップしても4人乗り問題
サイズアップしたので5人乗りになっていると勘違いされがちですが4人乗りです。
全長が伸びただけで車内幅など基本的には軽自動車のジムニーと同じつくり。
なので、ドア側にドリンクホルダーやパワーウィンドウスイッチはありません。
地味に気になるのが、4人乗りなのに、ドリンクホルダーがセンターコンソールの2つしかないってどういうこと?
フルフラットにならない問題
スズキHP
後部座席の快適性向上のためにシートに厚みを持たせたことで、結構な段差ができていることに加えて真っすぐにもなりません。
室内長が長くなったとはいえ、車中泊をする人にとっては悩むところ。
段差も大きいので荷物も入れにくい。
ジムニーやジムニーシエラはフルフラット化できただけに残念。
せっかくスペース大きくなったのに、何か生かし切れていないな~。
シートのリフト機能がない問題
運転席の高さを変えるためのリフト機能。
夫婦の共用車など、体格の違う人が運転する場合には重宝しますよね。
いちいちクッションで高さ調整するのは面倒だし、そもそも適切なドライビングポジションが取れないこともあります。
電動では無いにせよ、手動のシートリフターなら当然に付いているものと思ってました。
価格高すぎ問題
ジムニー ノマドは1つのグレードのみで2,651,000 円 ~2,750,000 円。
ナビやバイザーなど一般的なオプションを付けた見積は340万程度。
車の価格だけ見るとそれほど高く感じませんが、装備や安全性能を考えるとコスパ悪いです。
安全性能・装備充実のスズキ・フロンクスの方が安く買えますし、ヤリスクロスのハイブリッド車も購入できる価格です。


なお、ジムニーシエラは標準グレードとLEDヘッドランプ、クルーズコントロールシステムなども装備した上級グレードがあり1,962,400 円~2,183,500 円。
ジムニーシエラの上位モデルJC(4WD・4AT)とノマドFC(4WD・4AT)で50万以上の差があります。
まとめ
ジムニーは必要以上の快適性を求める車ではありません。真骨頂は悪路走行時。
ジムニーノマドになって若干ファミリーに寄せてきましたが、ファーストカーとして家族で乗ること考えている人は、冷静になってデメリットにも目を向けてみるべき車です。
後席の快適性を考えるとジムニーの中ではノマドを選ぶことになりますが、結局乗車人数は4人のままですし、後席の使用頻度が低いなら価格や取り回しの良さなど総合的に考えて、私はジムニーシエラをおススメします!
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